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Rhapsody

  -ゆるやかに流れる時間の中、僕と君だけが凍り付いていた



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青いそらとかその先だとか、


「青いそらとかその先だとか、」

真田の旦那はいつだってそうだ
熱いところも、少しだけ天然なところも
誰にでも見せる無邪気な笑顔だって
何だ・・・俺様は嫉妬してるのか
嫉妬とは醜い感情
「お館様!!!」と嬉しそうに叫んでいる旦那を見るのは楽しいけれど
俺様のことは見てくれないのか、旦那

「お館様・・・」
甲斐の虎・武田信玄が倒れた
お館様が倒れてから、幸村はただ見守っていた
何も食べていないせいか身体は痩せ、表情は暗くなっている
「真田の旦那!」
そこに武田の忍・猿飛佐助が現れた
佐助が名前を呼んでも、幸村は動かずにじっとしていた
「旦那・・・そうやって待っていても、何も始まらないよ。わかってるでしょ?」
「・・・某には待っていることしかできぬ・・・」
正座をしたまま動かない幸村
膝の上で手を握り締める
ぽたぽたと畳に雫が落ちる
幸村の頬から流れる涙
ねぇ、どうして泣いてるの?
「辛いのもわかる・・・けど、武田軍をまとめられるのは旦那しかいないよ。」
「武田軍の指揮は・・・お館様が・・・」
「馬鹿野郎!!!」
自分の主人に普通はこんなこと言えないけど、我慢できなかった
言葉の途中で幸村を畳の上に押し倒す
「・・・さ・・・さすけっ!」
驚いたのか、幸村は瞳を大きく開く
そのせいか先ほどよりも涙が溢れていた
「そのお館様は今倒れてる!前を見ろ、旦那!」
その言葉に幸村は両手の肘で自分の目を隠した
「けれど・・・俺は見えなかった・・・!あのとき、目の前のお前すらも・・・!」
「・・・っ!」
お館様が倒れて激しく動揺していたのか、敵に向かっていく旦那の表情がいつもと違った
一瞬だけだが悲しそうな顔をしていて
(お館様・・・!)
その横顔はまだ佐助の頭から離れない
敵の兵士に囲まれている幸村を助けると、いきなり槍を自分に向けてきた
(旦那!)
その手を掴むと、我に返ったように目を丸くした
(どうしたんだよ、旦那・・・俺と敵との区別もつかなくなったのかよ・・・・)
(・・・おやかた・・・さま・・・!)
あのときの旦那の表情
顔からは雫が流れて、汗か涙さえわからなかった
「う、ぁあ・・・」
「旦那・・・」
再び幸村は泣き出した
旦那・・・本当はこんな顔させたくないのに
あんたを傷付けるのは、強くなってほしいからだよ
「ね、旦那・・・俺がいるから。俺が旦那を支えるから。もう泣かないでよ・・・」
いつだって、命を賭けて望んだのは彼だけだったのに

あとがき。
シリアスめの佐幸目指しました!
幸村の泣くシーンとか瑠璃も泣けるんだよぉぉぉ!!!
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No.149 / 2010.11.15 18:10 / 戦国BASARA / Comment*0 // PageTop▲
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