Rhapsody

  -ゆるやかに流れる時間の中、僕と君だけが凍り付いていた



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溺れるくらいの涙をながせたら


「溺れるくらいの涙をながせたら」

まさにこれは「殴り合い」ではなくて「殴り愛」だった
可愛い旦那の顔が潰れるかも、猿飛佐助はため息をついた
「お館様ぁぁぁ!!!」
「幸村ぁぁぁ!!!」
二人の声が響く
旦那のあんな嬉しそうな顔見てると、俺様は何にも言えなくなるじゃん
俺様には見せてくれない表情
束ねた長い髪が風に揺れていた
この手で旦那を奪いたいはずなのに
あの笑顔が消えると考えると、死にたいほど嫌だった
きっと旦那は優しすぎるから
俺様の目の前で泣いて
「佐助?」
「うわっ!旦那!」
目の前には今考えていた真田幸村の顔があった
大きな茶色の瞳に佐助が映った
「どうかしたのか・・・?」
「ううん、何でもない。」
そう答えると、幸村はにっこりと笑った
やめてくれ・・・そんな顔見せないで
「そうか、ならいいんだ。」
「ほら、旦那!まだお館様と相手してもらうんでしょ?」
とん、と幸村の背中を押してやる
少しためらったが背中を向けてお館様の元へ走って行った

「もう、こんな無茶しないでよね。真田の旦那。」
「某は大丈夫でござる。」
もう日が暮れて、佐助は幸村の怪我の手当てをしていた
掠り傷が顔や腕にあった
佐助は幸村の手を掴み、包帯を巻いてやる
「お館様も少しは手加減してほしいよ、まったく・・・」
「いいのだ、佐助。それがお館様なのだから。」
その言葉に佐助の眉が動いた
幸村はいつもお館様命だった
昨日も今日も明日もお館様が全て
しかし、佐助は気にくわなかった
俺様がいなくても平気な旦那なら、もういらない
この手で旦那を
気付いたときには幸村を壁に押し付けて首を絞めていた
どうして、なんて疑問すら浮かばない
「くっ・・・!佐助・・・!」
「ごめん、旦那。」
両手でぎりぎり、と首を絞める
俺様は何をやっているんだろうか
大切な主人のはずなのに
「そんな旦那なんていらない。だから俺様の手で殺してあげる。」
佐助の髪が夕陽で少し赤く染まっていた
幸村は手を伸ばして佐助の頬を撫でた
「さすけ・・・俺のことは嫌いか・・・」
「そんなことあるわけないじゃん。」
幸村の手の温もりが頬に伝わる
「俺が・・・お前を頼ってばかりいるからなのか・・・」
顔を苦しそうに歪めながらも喋り続ける旦那
もう喋らないで
「それでも・・・俺は佐助のこと・・・好きだ・・・」
「!!!」
好き、に反応して佐助は手の力を緩めた
幸村はその場に崩れ落ちて激しく咳き込んだ
「俺にはお前が必要だ・・・だから、そばにいてくれ。」
「旦那・・・!」
うん、俺様も旦那のそばにずっといたいよ
いや、ずっといるよ
「ごめん・・・駄目な忍を許してよ・・・」
幸村を抱き締めて佐助は呟いた
いこっか、二人だけの世界にさ

あとがき。
佐→幸すぎるのに気が付いた!
でもそんな佐助も大好きだw
No.150 / 2010.11.16 21:49 / 戦国BASARA / Comment*0 // PageTop▲
  


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